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2021年6月19日 土曜日
予期せぬところに古墳群
房総半島は富津の某駅に降り立ち、列車も行ってしまうと乾いた静寂のなか、ホトトギスの鳴き声だけが響き渡っていました。
期待どおりの癒し感が溢れています。
ご時勢からか、環境の良い郊外で土地を探し、立派な邸宅を設計建築、あるいは購入した中古物件をリノベーションして都心から移住する方も増えているようです。特にIT企業にお勤めの方などは完全リモートワークという方もいらっしゃいます。
竣工前の建物に対する住宅ローンが実行されるまでのつなぎ融資の担保として、土地に抵当権の仮登記を設定することがあります。
先日ご依頼人さんとはローンセンターでお会いしてきましたが、書類は取扱支店での処理が必要なうえ、融資実行まで間もないため、その授受のためにここまでやってきました。
銀行員さんからは帰りの電車の時間の心配をされるのもそのはず。
某バラエティ番組のように次の発車時刻までかなりあるものの、かといってのんびり散策しているほどの時間はなさそうです。
駅前にはこんな案内盤が。どうやらこの駅の周辺には古墳群があるようです。
これはチャンス。急げば少しは見学できそうなので、駅から一番近い古墳を目標に歩き出します。
ようやく近辺へたどり着くも、上空から見たマップでは確かに前方後円墳の形をしているのですが、地上から見ると、ただの小高い山林のようです。
へりの小道を進んでゆくと、行き止まりに居を構える地元のお父さんが声をかけてくれ、通り過ぎてしまったところに入口があると言います。
お父さんが指し示すところへ行き、よく見ると何やらうっすらと草がならされた形跡があるところがあります。
これか?・・・思いっきりビジネス仕様の格好のため慎重におそるおそる足を進めると・・・
確かに入口と言われればそんな気もしてきました。
覗き込んでみると、奥に階段が見えたので入口であることを確信し一安心。
てっぺんまで階段を登りきると、祠があります。この日は30度近い気温でしたが、ここは本当に静かで涼しかったです。
石室跡などはないのか、もう少し探索してみたかったのですが、いつの間にか帰りの列車の時間がせまってきたので別のルートらしきところを下って出口も目指します。
古墳を抜け出て無事に駅までたどり着くと、既に目的の列車が停車していました。
これに乗り遅れると帰りは何時になるかわかりません。
駅の反対側は海まで近く、岬にも行ってみたかったので後ろ髪を引かれつつも駅を後にしました。
いつかゆっくり行ってやる~。
投稿者 秋山司法書士事務所 | コメント(0) | トラックバック(0)
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