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2021年10月21日 木曜日
こんなことがありました。
郊外の売買の案件がありました。
不動産取引の決済業務は、そのプロセスにおいて売主さんや売主側の業者さんと温度差を感じることがたまにあります。
ご本人確認しかり、決済方法しかり、事前に確認すべきと判明した資料の準備しかり、たとえ、「前はそんなこと言われなかった」とか、登記手続き自体は実行されるとしても、瑕疵のないプロセスを踏まなければなりません。
売主、買主、銀行といった当事者、それぞれ媒介業者さんなどの利害関係者も存在し、我々はそれぞれの権利保全のために、細かいと思われることも事前にお願いしなければなりません。ご面倒に思われることもあるので上手くお伝えするように心がけているのですが、今回土壇場で売主さんから、代理人司法書士を変えてほしいという要望が業者さんを通してありました。
これまでの準備も徒労に終わり、何より司法書士として初めてのことで、しばらく考え込んでしまいましたが、お願いしたプロセスは踏めたし、ま、いっか。
そんな中、森山真弓さんの訃報が飛び込んできました。もしやと思い、約20年前の司法書士試験の合格証書に目をやると、当時の法務大臣としてすっかり薄くなってしまった印が押されていました。女性初の官房長官も務め、仕事を厳格に遂行するイメージの方でした。
初心忘るべからず、ブレずにいこうと改めて思った日です。
投稿者 秋山司法書士事務所 | コメント(0) | トラックバック(0)
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