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2024年3月29日 金曜日
年度末に…汗②
経験上、システムの復旧までに時間を要するガチな気配です。
これは登記申請書を紙で打ち出し、法務局の窓口に持っていく方法に切り替えです。何年ぶりかのアナログ方式で、勝手が違いミスをしないようにしなければなりません。
ところで紙による窓口申請の場合、基本、登録免許税は収入印紙を申請書に貼付けて納付します。法務局の印紙売り場で購入すればよいのですが、今回は数百万円の登録免許税です。
さてさて、昔と違い、今は窓口で用意してもらえるか…印紙売り場に電話しても全くつながりません。この状況で印紙売り場が込み合っているのでしょう。
それでは直接法務局の印紙売り場へ。ダメもとで依頼するも、案の定、高額の印紙はお断りされました。
次の手段は渋谷郵便局。ここは大規模局だし望みがありそうなので、事務にお願いして予約可能か、電話をかけ続けてもらいます。
その間に、ATMでは引き出せない現金を銀行窓口で引出しに行きます。
少し時間をもらえれば郵便局での印紙購入が可能との連絡があり、無事に購入。これで目途がつきました。
再度法務局へ行き、申請書類をパチバチ、印紙をペタペタ…周りにはやはり同業の司法書士が同じようなことをして対処しています。しゃべらずともお互いにすべてを理解しています。
夕方に登記の受付を取ることができ、渋谷中を走り回った日でしたが、よかった~。(でも久しぶりの書面申請で補正がないかな…)
なお、不動産取引による登記手続きの多くを司法書士が代理するマニアックな登記村で起こるこのような公的システム障害ですが、プロフェッショナルな専門家が臨機応変に乗り切ることで、ニュースにもならない印象です。
追記:年度最終日の3月29日にも、またまた登記申請システムに障害が発生しました。今回は復旧を見据え、登記受付時間を延長する特例を設けるようですが、アナログ手段をいつも確保しておく必要がありますね。登録免許税の納付も、高額の場合は金融機関での納付も選択肢として、納付書を取り寄せて持ち歩くようにした方が良いかな。
投稿者 秋山司法書士事務所 | コメント(0) | トラックバック(0)
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